入れ歯
- 取り外し式の入れ歯に代わって、固定式の入れ歯を入れることができます。
- 取り外し式の入れ歯の場合でも、インプラント上にしっかり固定されますので、通常の入れ歯のようなズレや食べ物のかけらが入った時の痛みがなくなります。
- インプラントによる入れ歯なら、天然の歯とほとんど同じ感覚で噛めます。
- 自然な外観や表情を取り戻すことができ、人前で話すことも全く平気です。
- 噛む機能が回復することで食べ物の制限がなくなり、バランスの良い食事が楽しめます。
- 楽しい食事は体を健康に保つだけでなく、心までも健康にします。
- 保険がきかない治療(自由診療)なので治療費がかかる
「入れ歯は痛みや違和感があるもの」
そう思いながら、我慢して入れ歯を使ってはいませんか?
でもきちんとメンテナンスをすれば、痛みや違和感は減らせます。
当院では、たとえ保険治療の入れ歯であっても、できる限り精密な入れ歯を作製するよう丁寧な治療を心掛けております。
保険治療でも丁寧に
入れ歯でお悩みの多くの方は、保険だからしょうがない、入れ歯だからしょうがない、と諦めてしまっているようですが、たとえ保険治療内で制作した入れ歯でも、しっかりと丁寧に調整することで、噛める、外れない、痛くない入れ歯を作製することは可能です。
ですが、現在の保険制度では入れ歯治療にかかる報酬点数が非常に低く設定されているため、多くの歯科医院では保険適用の入れ歯には手間と時間をかけられない環境にあるのが現状で丁寧に作れば作るほど、赤字になってしまうというジレンマが、歯科医師にはあるのです。
ですが当院では、仮に経営的にコストが合わなかったとしても、手間と時間をかけた丁寧な入れ歯作りを実践しております。
地域に根差した歯科医院であり続けるために、今後も、患者さまのご要望に最大限お応できるよう尽力していきたいと思っております。
【入れ歯の調整も致します】痛い・合わない入れ歯、持ってきて下さい。
年齢を重ねると歯茎が徐々に痩せていったり、入れ歯に使用している人工の歯がすり減ってしまうなどの理由から、最初はピッタリと合っていた入れ歯でも2〜3年で合わなくなってしまうこともあります。
ですが、そういった合わなくなってしまった入れ歯でも、修理・調整してあげることで、患者さまのお口に合った使いやすい入れ歯になおすことができます。
入れ歯の縁が当たって痛い。プカプカ浮いてしまう。違和感がある、などのお悩みがある場合は、まずはお使いの入れ歯を持ってきて下さい。
当院で作製した入れ歯はもちろんのこと、他医院で作製した入れ歯であっても、お口に合った使いやすい入れ歯になるよう調整いたします。
より審美性・機能性を求める方へ。
当院ではほとんどの患者さまが保険の入れ歯で満足されていらっしゃいますが、より審美性や耐久性を求める方のために、下記のような入れ歯も取り扱っております。
金属床義歯
歯茎に触れる部分が強度が高い金属で作製された入れ歯です。
厚さを薄く処理することが可能なので、レジン床でみられるような「話しにくさ」が改善できます。
また金属特有の熱伝導の高さにより、食べ物の温度を感じられやすくなり、より食事を楽しめるようになります。
ノンクラスプデンチャー
歯に入れ歯の金属がかからない入れ歯です。
通常の部分入れ歯と異なり金属の留め金のないので、金具が外から見えません。口元を気にせず笑顔が作れます。
また金属アレルギーの心配もありません。柔らかい素材なので歯茎へのなじみが良く、従来型の入れ歯よりフィット感が向上します。
シリコン義歯
シリコン義歯とは、入れ歯の裏面の歯茎にあたる部分を「生体用シリコン」というゴムのようなクッションで覆うことで、歯茎への当たりを柔らかくするとともに高い吸着力を実現した、新しい技術を用いた入れ歯です。
シリコンが入れ歯と歯茎の間に入り、クッションのような役割を果たしてくれますので、歯茎にかかる圧力を軽減し、噛んだときの痛みをやわらげてくれます。
また、シリコンが吸盤のような密閉性を生み出して歯茎に吸着しますので、食事のときや話をするときに外れにくくなるだけでなく、入れ歯と歯茎の間に食べ物が詰まりにくくなるというメリットもあります。
マグネットデンチャー(磁性アタッチメント義歯)
マグネットデンチャーとはバネの代わりに磁石の力で固定する入れ歯です。
歯根に「キーパ」と呼ばれる磁性の金属を取り付け、入れ歯にも小型の磁石を埋め込み、この2つの吸引力で入れ歯を吸着させます。
バネを使用しませんので審美的にも優れ、また周りの支えとなる歯に負担をかけたり、痛めてしまうこともありません。
取り外しも簡単にでき、お手入れも簡単にできますが、磁石を使用しているため心臓ペースメーカなどを装着されている方は使用できない場合があります。
インプラント義歯(インプラントオーバーデンチャー)
インプラント義歯とは、現存した歯やインプラントを入れ歯で覆いかぶせ、それらの歯やインプラントを支持として使う入れ歯の事で、「インプラントデンチャー」や、「インプラントオーバーデンチャー」とも呼ばれたりします。
通常の入れ歯は粘膜で噛む力を支えますが、インプラント義歯は、歯やインプラントで噛む力を支えるため、粘膜だけで支える通常の入れ歯よりも支持性が上がり良く噛めるようになるのが最大の利点(メリット)です。
インプラント義歯のメリット
インプラント義歯のデメリット
ロケータ―義歯
ロケーター義歯とは、顎の骨に埋め込んだインプラントにロケーターと呼ばれる器具を取り付け、そこに主に総入れ歯をはめ込む入れ歯です。
インプラントと入れ歯をボタンのようにパチッととはめることで、安定感があり、入れ歯がずれたり外れにくくなります。
安定性が抜群でしっかり噛むことができます。
ロケーター義歯のメリット
1:入れ歯が安定する
食事中に入れ歯が外れたり、ずれて噛みにくかったり、会話中に入れ歯がずれると言うような、お悩みを解決するのがロケーター義歯です。垂直方向の安定性に優れているので外れたり、ずれることがなく、噛む力が強いので食事も快適になります。
2:取り外しができるので清潔に保てる
通常の入れ歯と同じように取り外しができるので、いつも入れ歯を清潔な状態に保つことができます。
3:治療費の負担を軽減できる
ロケータ―義歯のインプラントの埋入本数は2~4本で済むので、全額インプラントで歯を製作するより治療費を抑える事ができる。
4:審美性が高い
ロケーター義歯は総入れ歯だけでなく部分入れ歯にも使用でき、保険の部分入れ歯にある金属のバネ(クラスプ゚)がありませんので、口元を自然に見せることができ審美性が高い。
5;入れ歯装置時の違和感、吐き気を軽減できます
ロケーター義歯は入れ歯の中心部分をくり抜いて製作できるので、従来のものよりも歯肉に接する部分が少なく、装着時の違和感やえずきが起こりにくくなります。
ロケーター義歯のデメリット
1:取り外し式であるあるため、毎日、入れ歯を外して手入れ(洗浄)をしないといけない
通常のインプラントは取り外しではなく固定されていますが、ロケーター義歯は取り外しのため、ケアがしやすいという反面、毎食後、通常の入れ歯と同じでロケーター義歯を洗浄してお手入れをしなくてはいけない
2:治療できない場合もある
ロケータ―義歯はインプラント手術が必要のため、重度の糖尿病、骨粗鬆症の方などは治療が難しい場合があります。
3:噛む力がインプラントの場合のみに比べて若干落ちる
ロケーター義歯はしっかり噛む事ができますが、通常のインプラントに比べると噛む力が少し落ちます。もちろん、通常の入れ歯に比べると噛む力は格段にアップします。